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保護者がホームページに求めているのは「安心感」

「近隣に新しい保育園ができて、園児募集が厳しくなってきた」
「ホームページはあるけれど、なかなか見学の申し込みが増えない」

もし、このようなお悩みをお持ちであれば、それはホームページから「安心感」が十分に伝わっていないことが原因かもしれません。

大切なお子様を預ける保育園を選ぶ際、保護者が最も重視するのは「ここなら安心して預けられそう」という直感的な安心感です。しかし、その安心感は、単にかわいらしいデザインにするだけでは生まれません。また、逆に堅苦しい情報ばかりが並んでいても、園の温かさは伝わりません。

この記事では、多くの保育園ホームページ制作に携わってきたプロの視点から、保護者の心を掴むために必要な「親しみやすさ」と「信頼感」をバランスよく伝えるための3つの要素を、実例を交えて具体的にご紹介します。

1. 親しみやすさと信頼感、両立するために必要な視点とは?

ホームページのリニューアルを検討される際、多くの園長先生が「とにかく明るく、かわいいデザインにしたい」と希望されます。もちろん、子どもたちが過ごす場所ですから、明るさやかわいらしさは不可欠です。

しかし、保護者は「かわいさ」だけで園を選びません。保護者がホームページを見ながら無意識にチェックしているのは、以下の3つのポイントです。

  • 人:どんな先生たちが保育をしてくれるのか(愛情)
  • 環境:安全で清潔な環境が整っているか(安全)
  • 想い:園が何を大切にしているか(理念)

これらがしっかりと伝わることで初めて、「親しみやすいけれど、しっかりしている」という理想的な印象を与えることができます。デザインの力で「親しみやすさ」を演出し、コンテンツ(情報)の中身で「信頼感」を醸成する。この両輪が揃ってこそ、見学予約やお問い合わせにつながるのです。

2. 保育園ホームページに必要な3つの要素

では、具体的にどのようなコンテンツを用意すればよいのでしょうか。欠かせない3つの要素について解説します。

(1)人が見える:職員紹介・園児の様子

ホームページを通じて「人」の気配が感じられることは、何よりも強力な安心材料になります。特に初めてのお子様を預ける保護者にとって、「どんな先生がいるのか」は最大の関心事です。

こんな情報を載せましょう:

  • 先生たちの紹介(笑顔の写真と、ひと言コメント)
  • 園児が活動している写真(作り込まれた記念写真ではなく、日常の様子)
  • 園長先生のあいさつや、保育に対する熱い想い

掲載例:

ある園では、職員紹介ページに「趣味は絵本集めです!おすすめの絵本があれば教えてください」「3児の母として奮闘中。育児のお悩みも一緒に考えます」など、先生の個性や人柄が見える紹介文を掲載しました。
その結果、見学に来た保護者から「ホームページを見て、先生たちと話してみたいと思った」「アットホームな雰囲気が伝わって安心できた」という声が多数寄せられるようになりました。

(2)情報の信頼性:わかりやすく、最新であること

どれほどデザインが素敵でも、情報が古かったり、内容が曖昧だったりすると、「この園は運営管理がずさんなのではないか?」という不安に直結します。

チェックポイント:

  • 年間行事予定や入園案内が、今年度の最新情報になっているか
  • 「お知らせ」の最終更新日が、1年以上前になっていないか
  • ブログやSNSの更新頻度が少なすぎないか

改善例:

「毎月の給食メニューをPDFで掲載する」「週に一度はブログで保育の様子を発信して、園の『今』を伝える」など、常に情報が動いていること自体が、園の活気と信頼感の証明になります。更新が難しい場合は、InstagramなどのSNSをホームページに埋め込み、手軽に発信できる仕組みを整えるのもおすすめです。

(3)保護者目線:知りたいことがすぐ見つかる設計

子育て中の保護者は非常に多忙です。知りたい情報がどこにあるのか分からないホームページは、それだけでストレスとなり、すぐにページを閉じられてしまいます。

具体的な工夫:

  • スマホでもメニューがタップしやすく、文字が読みやすい
  • 「よくある質問」や「1日の流れ」など、保護者が気になる情報への導線が明確
  • 「見学予約」や「お問い合わせ」ボタンが、常に目立つ位置にある

掲載例:

保護者から電話でよく受ける質問を精査し、ホームページ上に充実した「Q&Aコーナー」を設けた園の事例です。「オムツの持ち帰りはありますか?」「アレルギー対応は?」といった具体的な疑問にあらかじめ答えておくことで、電話対応の手間が大幅に減り、同時に保護者の満足度も向上しました。

3. 実際に効果のあったホームページ改善事例

私たちがお手伝いした園の中で、これらを実践して成果が出た事例をいくつかご紹介します。

【事例1】先生紹介を追加したことで問い合わせ数が増加

以前は施設の外観写真ばかりだったホームページに、働く先生たちの笑顔と簡単なプロフィールを追加しました。すると、「優しそうな先生が多そう」という理由での見学予約が、前年比で1.5倍に増加しました。

【事例2】入園案内ページを見やすく整理して反応アップ

募集要項のテキストをただ羅列するのではなく、「対象年齢・保育時間・費用・持ち物」など、項目ごとにアイコンを使って整理しました。保護者から「他園と比較した時に一番わかりやすかった」と好評をいただき、スムーズな入園手続きにつながりました。

【事例3】ブログの定期更新で信頼度アップ

日常の保育風景を月に2回投稿する運用をスタートしました。特別な行事だけでなく、普段の遊びや給食の様子を発信することで、「普段の様子が見られて安心」「子どもを預けた後のイメージが湧く」と、入園前の保護者の不安払拭に成功しました。

4. 写真・色・言葉のトーンにも気を配る

最後に、デザインや文章の細部における「親しみやすさ」と「信頼感」の作り方をお伝えします。

親しみやすさを伝えるデザインの工夫

  • 色使い:ベージュ、パステルピンク、若草色など、目にも心にも優しい色合いを選ぶ。
  • あしらい:直線的な四角形よりも、角の丸い図形や手書き風のアイコンを使用する。
  • 写真選定:カメラ目線の写真だけでなく、子どもたちが夢中で遊んでいる自然な表情を採用する。

信頼感を高めるテキストのポイント

  • 言葉遣い:「〜だよね」といった砕けすぎた表現は避け、「〜ですね」と丁寧かつ柔らかい敬語を使う。
  • 事実の伝達:「安心・安全です」という抽象的な言葉だけでなく、「オートロック完備」「看護師常駐」など、事実に基づいた情報を記載する。
  • 表記の統一:「子ども」「子供」「こども」など、園内での表記ルールを統一し、細部まで配慮が行き届いている印象を与える。

5. よくある質問

Q. 写真はどのくらい載せるといいですか?
A. 園の雰囲気が伝わるよう、トップページだけでなく各ページに1〜2枚は配置するのが理想です。特に「保育の様子」や「施設紹介」では、文字よりも写真のほうが情報が伝わります。
Q. 「信頼感」を出すにはどうすればいいですか?
A. 最も効果的なのは「更新頻度」と「情報の正確さ」です。また、園長先生の教育理念やメッセージをしっかりと自分の言葉で掲載することも、保護者からの深い信頼につながります。
Q. 手作り感のあるデザインでもいいですか?
A. もちろんOKです。ただし、手作り感と「見にくさ」は紙一重です。プロのデザイナーに依頼し、手書き風の温かみを活かしつつ、情報は整理整頓して見やすくするデザインをおすすめします。

6. まとめ:見る人の「気持ち」を考えたホームページが選ばれます

保育園のホームページは、単なる情報発信ツールではありません。「この園、良さそうだな」「ここなら安心して子どもを任せられるかも」と保護者に感じてもらい、園と保護者をつなぐ最初の大切な“入り口”です。

園の魅力や強みをしっかりと伝えつつ、見る人(保護者)の不安な気持ちに寄り添ったホームページづくりを意識することで、園の「ファン」は自然と増えていきます。「えん保育デザイン」では、そんな園長先生の想いを形にするお手伝いをしています。

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