ホームページだけでは伝わりきらない「園の日常」を届ける、最強のコミュニケーションツール。
「ホームページはあるから、SNSまでは手が回らない」
「炎上やプライバシーの問題が怖くて、なかなか踏み出せない」
そのように考えて、SNSの活用を躊躇されている園長先生は少なくありません。
しかし、Web制作の現場にいる私たちから見ると、今の時代にSNSを使わないことは、園の魅力を伝える“大きなチャンス”を逃しているのと同じことだと言えます。

なぜなら、現在の子育て世代(20代〜30代)の保護者にとって、InstagramやLINEなどのSNSは、Google検索以上に身近な“情報収集ツール”だからです。彼らは、綺麗なホームページだけでなく、SNSにある「飾らない日常」を見て、その園の雰囲気が自分たちに合うかどうかを判断しています。
この記事では、幼稚園・保育園がSNSをやるべき理由と、園の負担にならずに効果を出すための具体的な活用方法、そして一番気になる注意点について分かりやすく解説します。
目次
ホームページがあるのに、なぜSNSが必要なのか?
ホームページは、園の教育方針や施設案内、募集要項といった“変わらない情報(ストック情報)”を載せる場所として最適です。しかし、日々のちょっとした出来事や、リアルタイムの空気を伝えるのには向いていません。
そこで活躍するのがSNSです。SNSを導入することで、以下の3つの大きなメリットが得られます。
メリット1:園の「空気感」が伝わり、安心感を生む
保護者が一番知りたいのは、「うちの子が毎日どんな顔をして過ごすのか」という点です。
給食を食べている様子、泥んこになって遊ぶ姿、先生たちの笑顔。こうした“日常の断片”をSNSで継続的に発信することで、保護者は園に対して親近感を抱き、「ここなら安心して預けられそうだ」という信頼感を持つようになります。
メリット2:認知度が上がり、入園希望者が増える
SNSには“拡散力”があります。
例えば、在園児の保護者が「今日の園の投稿、うちの子が写ってて可愛かった!」とシェアしてくれれば、その友人のママ友(地域の入園見込み層)にも園の情報が届きます。
お金をかけて広告を出さなくても、自然な形で地域での認知度を高めることができるのです。
メリット3:採用活動にも絶大な効果
実は、求職中の保育士や学生も、必ずと言っていいほど園のSNSをチェックしています。
「先生たちの仲は良さそうか」「行事は大変すぎないか」といった職場の雰囲気を探っています。楽しそうに働く先生の姿を発信することは、求人サイトにお金を払う以上の採用ブランディングになります。
どのSNSを使うべき?園におすすめのツール3選
「SNSといっても色々あって分からない」という方のために、幼稚園・保育園と相性の良いツールを厳選しました。
1. Instagram(インスタグラム)→【一番おすすめ!】
現在、園のSNSとして最も推奨されるのがInstagramです。
写真や短い動画がメインなので、「園の雰囲気」を直感的に伝えるのに最適です。利用している年齢層も子育て世代と完全にマッチしています。
「ストーリーズ」という機能を使えば、24時間で消える投稿もできるため、気軽に日常を発信しやすいのも特徴です。
2. LINE公式アカウント
情報発信というよりは、“連絡網”としての使い方がメインです。
登録した人(保護者や入園希望者)だけにメッセージを一斉送信できるため、未就園児教室の案内や、緊急時の連絡ツールとして非常に優秀です。クローズドな空間なので、プライバシー面での心理的ハードルも低めです。
3. YouTube(ユーチューブ)
動画でしっかり伝えたい場合におすすめです。
運動会や発表会のダイジェスト、園長先生のインタビューなどを掲載し、ホームページにその動画を埋め込むといった使い方が効果的です。日々の更新というよりは、園紹介ビデオの置き場として活用する園が多いです。

失敗しない!運用のための3つのルール
SNSを始めたものの、「ネタがない」「続かない」「トラブルが怖い」とならないための、運用ポイントをお伝えします。
ルール1:顔出しの基準(プライバシー)を明確にする
最も重要なのが個人情報の管理です。
年度初めに保護者から「WebサイトやSNSへの写真掲載の可否」を書面で同意してもらいましょう。
「顔出しNG」のお子さんがいる場合は、スタンプで隠すか、後ろ姿や手元のアップにするなどの配慮が必要です。最近では、「基本的に全員後ろ姿や遠景のみ」と決めて運用している園も増えています。
ルール2:「頑張りすぎない」更新頻度にする
「毎日更新しなきゃ」と意気込むと、現場の先生の負担になり、すぐに挫折してしまいます。
「週に1〜2回」「行事の時だけ」など、無理のないペースで始めましょう。文章も長文を書く必要はありません。「今日はみんなでチューリップを植えました♪」の一言だけでも、保護者には十分伝わります。
ルール3:ホームページへの導線を作る
SNSはあくまで“入り口”です。
SNSを見て興味を持ってくれた人を、最終的にはホームページへ誘導しましょう。
Instagramのプロフィール欄にホームページのURLを貼っておき、「詳しい見学会の情報はHPを見てくださいね」と案内するのが鉄則です。
投稿ネタに困ったら?おすすめアイデア集
- 今日の給食:「美味しそう!」と保護者からの反応が良い鉄板ネタです。
- 製作の様子:完成品だけでなく、作っている最中の真剣な表情も素敵です。
- 季節の発見:園庭に咲いた花や、捕まえた虫など。
- 先生の紹介:「好きな遊びは鬼ごっこです」など、先生の人柄が見えると安心します。
- 行事の裏側:運動会の準備をしている先生たちの様子など、“準備プロセス”を見せると共感を呼びます。
まとめ:SNSは“園のファン”を作るためのツール
SNSは、園の知名度を上げるだけでなく、在園児の保護者との信頼関係を深め、未来の入園者や求職者に園の魅力を伝えることができる素晴らしいツールです。
大切なのは、綺麗に作ることではなく、“園のあたたかさ”を伝えることです。
まずはInstagramのアカウントを開設し、園の風景を一枚投稿することから始めてみませんか?
「SNSの立ち上げ方が分からない」「ホームページとどう連携させればいいか悩んでいる」という場合は、ぜひ私たちにご相談ください。
貴園の負担にならず、かつ効果的なWeb活用プランをご提案させていただきます。
