求人サイトに出しても、応募が来ないのはなぜ?人材確保の切り札は「自園サイト」
「求人媒体に高い掲載費を払っているのに、応募がほとんどない」
「やっと採用できたと思っても、思っていた人材と違ったり、すぐに辞めてしまう」

少子化と並行して、幼稚園・保育園の経営課題として大きく立ちはだかるのが「人材不足」です。多くの園長先生が、人材の確保に頭を悩ませていらっしゃいます。
実は、求職者(保育士)の園探しの方法は大きく変わってきています。求人サイトの条件を見るだけでなく、必ずと言っていいほど「園のホームページ」を確認し、「自分が働く姿」をイメージしてから応募を決めているのです。
この記事では、園の未来を支える人材を確保するために、なぜ今「自園の採用ページ」を作り込む必要があるのか、その理由と具体的なポイントを解説します。
目次
1. なぜ今、専用の「採用ページ」が必要なのか
「ハローワークや求人サイトに載せているから十分」と考えてはいませんか?しかし、それだけでは伝えきれない情報がたくさんあります。自園のホームページ内に充実した採用ページを持つべき3つの理由をご紹介します。
(1)条件だけでなく、園の「想い」に共感した人を集められる
一般的な求人サイトでは、掲載できる文字数や写真の点数に制限があります。そのため、どうしても「給与」「勤務地」「時間」といったスペック(条件)だけの比較になりがちです。
しかし、自園の採用ページであれば制限はありません。園長先生の教育理念や、子どもたちへの想い、大切にしている保育方針を余すことなく伝えられます。条件面だけでなく「この園の考え方が好き」という理由で応募してくる人材は、定着率が高く、園にとって大切な戦力になります。
(2)入職後のミスマッチ(早期離職)を防げる
「入ってみたらイメージと違った」という理由での早期離職は、園にとっても本人にとっても不幸なことです。
採用ページで、大変な部分も含めた「ありのままの仕事内容」や「園の雰囲気」を事前に伝えておくことで、求職者は納得して応募することができます。「ここでなら頑張れそうだ」と覚悟を持って入職してくれるため、ミスマッチを未然に防ぐことができます。
(3)求職者の背中を押し、応募へのハードルを下げる
求職者は「この園いいな」と思っても、応募の電話をするのには勇気がいります。採用ページ内に「エントリーフォーム」や「見学申し込みフォーム」を設置しておくことで、気持ちが高まった瞬間に、スマホからすぐに行動に移してもらえます。
2. 求職者が知りたい!採用ページに必要なコンテンツ一覧
では、具体的にどのような情報を載せればよいのでしょうか。求職者が園選びで重視しているポイントを網羅しましょう。
- 園の理念・方針(どんな子どもに育ってほしいか)
- 代表メッセージ(園長先生の人柄が伝わる言葉)
- 先輩職員インタビュー(やりがいや、入職の決め手)
- 1日の仕事の流れ(出勤から退勤までのリアルなスケジュール)
- キャリアパス・研修制度(どのように成長できるか)
- 職員データ(年齢層、男女比、産休・育休取得実績など)
- 募集要項(給与、手当、勤務時間、休日などの詳細)
- よくある質問(残業や持ち帰り仕事の有無など)

3. 魅力的な採用ページにするための3つのポイント
ただ情報を並べるだけでは、魅力は伝わりません。求職者の心に響くページにするための工夫が必要です。
ターゲットを明確にする
「誰でもいいから来てほしい」というメッセージは、誰の心にも響きません。「新卒のフレッシュな先生」が欲しいのか、「子育てが落ち着いたベテランの先生」が欲しいのかによって、使う言葉や写真は変わります。ターゲットに向けて手紙を書くようなつもりで文章を考えてみましょう。
「人」が見える写真や動画を多用する
文章以上に雄弁なのが、写真や動画です。
・職員同士が笑顔で会話している様子
・子どもたちと真剣に向き合っている眼差し
・休憩時間の和やかな雰囲気
これらを視覚的に伝えることで、求職者は「自分がそこで働いている姿」を具体的にイメージでき、安心感につながります。
スマホでの見やすさを最優先にする
特に若い世代の求職者は、就職活動のほとんどをスマートフォンで行います。スマホで見た時に文字が小さすぎたり、エントリーボタンが押しにくかったりすると、それだけで離脱されてしまいます。スマホ対応(レスポンシブデザイン)は必須条件です。
4. まとめ:採用ページは、未来の仲間への「招待状」
保育の質を決めるのは、建物や設備ではなく、そこで働く「人」です。
採用ページは、単なる募集要項の掲示板ではありません。園の価値観を発信し、「一緒に働きましょう」と呼びかける、未来の仲間への大切な招待状です。
「給料が高いから」ではなく「この園で働きたいから」と選んでくれる仲間と出会うために、まずは採用ページの見直しから始めてみませんか?
